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BS放送ってどういうもの?


2020.11.12

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BS放送ってどういうもの?

2020.11.12

こんにちは。

入社2年目、テレビ局のBSマスターで勤務している濱です。

  

突然ですが、みなさんはBS放送を普段見る機会はありますか?

おそらく地上波放送を観る方が多いのではないでしょうか。

実はBS放送でもスポーツ中継や海外ドラマ、アニメなど様々なジャンルの番組を放送しています。

また、2019年9月から4K放送も始まりました。

  

  

BSマスターは放送局の中にあり、監視業務や地震やニュースなどの速報対応などを行っています。

今回は、BS放送の特徴について少し説明しようと思います。

  

  

  

  

そもそも、地上波放送とBS放送って何が違うの?と思う方もいるのではないでしょうか。

BS放送は衛星から各家庭に送られるのに対し、地上波放送はテレビ塔などの中継地点から各家庭に送られます。そのため、BS放送は電波の特徴上、建物や地形の影響は受けにくく、災害時に強いという利点があります。

   

そして、BS放送は全国放送であるということが大きな特徴です。

  

  

上図のようにBS放送は、宇宙にある衛星を使って放送しています。B –SATというBS放送で利用する衛星を運用している場所から衛星へ電波が送られ、その電波が家庭へと届いています。そのため、受信対象は日本全国と広範囲になるのです。

  

  

地上波放送では住んでいる場所に合わせた番組やニュース天気予報などを放送している、いわゆる「ローカル放送」の時間があると思います。しかし、BS放送にはそのような時間はありません。BS放送には「ローカル」という扱いがないのです。そのため、一部の速報の種類を除き、日本全国で発令される速報を扱います。

  

例えば、緊急地震速報。

 

今年9月、初めて私が勤務中に緊急地震速報が発令されました。

最大震度4の地震により被災した地域がありましたが、

幸い、津波注意報等は発令されず緊急放送に切り替えることはありませんでした。

  

しかし現場では、「カットイン」という緊急放送に切り替えるか、

L字送出は行うのかなど頭の中でシミュレーションをして次の動きに備えます。

この経験から私は、“マスターは日本全国の情報をいち早く視聴者に伝える重大な責務を担っている”と改めて考える機会となりました。

BS放送はローカルという扱いがないからこそ、私たちの対応次第で日本全国の視聴者の人命に関わる、という気持ちで業務に臨んでいます。

※L字放出のイメージは「マスター編」を参考にしてください

  

  

BS放送やBSマスターのことについて知っていただけたでしょうか。

この記事を通して、みなさんが少しでも知るきっかけになれば嬉しいです。

今年の秋はなかなか例年通りとはいきませんが、また来年は例年通りに戻れると願っています。

  

放送技術本部 伝送・放送管理グループ

濱 匠美

     

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