インクルーシブな社会を作る

インクルーシブな社会を作る

こんにちは。
クリエイティブ本部の山田です。
今回は、当社が制作協力しましたLIVES projectが主催するイベント「LIVES LIVE」を紹介します。

「LIVES project」とは、NPO法人ハンズオン東京が主催する、
障がいのある方が、そのこと自体も1つの個性として、一人ひとりが輝き、みんなが一緒になって仕事をし、ごはんを食べて、楽しく笑えるようなインクルーシブ(包摂的)な社会を作ることを趣旨としたイベントです。

多くの著名人や個人、企業も参加し、メインスタッフも障がいのある方もまぜこぜになって構成され、今年で4回目の開催となります。

このイベントでは、オープニング映像、出演者の1min動画、記録映像を制作しました。

今年は、新型コロナウイルスの影響で例年通りの会場で来場者を迎えての開催は中止、オンラインでの配信イベントとなりました。

周りに理解されないことでの生きづらさなどをリアルに伝えるトーク、社会が立ち向かうべき課題をみんなで考えるカンファレンスの発信、寝たきりの人がテクノロジーを使って接客業務をする事例など、
私たちの知らなかった「今」の状況を知るきっかけになり、それを身近に感じることで、自身の視野が広くなったように感じます。

普段、私たちが意識することがない社会の課題に
障がいのあるなし関係なくみんなで真剣に取り組む姿を目の当たりにして、みんなが楽しく活躍できる社会を作る意味を大切にしたいと感じました。
すこしずつ、人々が「気付いて」「理解する」ことがこの課題について前進できるのだと思いました。

ただ障がいのある方への自立支援というわけではなく、
世間への理解・捉え方の変化、テクノロジーの進歩や社会の雇用形態の発展にも大きく貢献する、現代の私たちが目指すサステナブル(持続可能)な世界を作る試みだと感じています。

人に対して温かい気持ちになり、やさしくなれるイベントでした。
「インクルーシブな社会を作る」ってとてつもなく近くて遠いクリエイティブなことですね…。
このイベントが、いつまでも続けられる社会であることを願っています。

Text by
クリエイティブ本部 ビジュアル・コンテンツグループ
主任山田 智久